夕焼けとさくらんぼと味噌ラーメンと

2020.02.04

わんわんを迎えて一週間が経った。いやぁ…犬を飼うってすごいわ…。

数時間おきにふやかしてあげるごはん、トイレトレーニングにその片付け(時には粗相)、エネルギー発散のための遊び、毎日のブラッシング、歯磨き、予防接種に保険…そして迎えた週は曇りだったので気付かなかったけど、部屋に差し込む日差しに露わになる抜け毛たち。

出勤中にウェブカメラを見て激しく遊んでいる?様子にヒヤヒヤし、数時間後に見たら落ち着いて寝てるよかった~と思ったのもつかの間、急いで帰宅すると、ゲージの中でブツにまみれてご機嫌な彼。あぁぁ…ブツの何がそんなに君を駆り立てるのか…。

粗相をしてしまった毛布をガシガシ洗い、いろんなところを拭くのでウェットティッシュは一週間で一袋無くなり、買ったばかりの空気清浄器をフル稼働させる。

遊び中興奮すると甘噛みだけでなく本気噛みもしてくるから、しつけと言われている方法を一通り試すも今のところ特に効果はなく、むしろそれによって更に興奮していく感すらあり難儀がすごい…。

そしてそんなことを付きっきりでやっていて、ふと顔を上げると構ってほしそうな小鳥が…ご、ごめんね…!

でも陽の光に透ける白い毛を撫ででいると、すやすや眠っている半目の顔を見ると、ちびな前足を握ると、あ~~~~~しあわせだ~~~好き~~~~ってなってしまう。わんわんマジック。かわいいがすぎる。

 

それとこれとは全然違うと分かっていながらも、何だか子育てをしている気分である。世のお母さんたちって本当にすごいな。尊敬。というか子どもなんてこれ以上に大変なのにフルタイムで働いてる人もいるなんて…尊敬通り越して畏怖だわ。畏怖通り越して夢。夢咲き誇って花。

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窓を少し開けて、昼下がりの日差しと風の心地よさに眠気を覚えながら、眠っている鳥と犬に目をやる。窓の外には風に揺れる大量の洗濯物。今日のお昼は昨日の恵方巻きの余りに大葉をのせただけのいくらご飯。ひとつのティーバッグで3杯目に入ったルイボスティーは薄くてもはやお湯の味だ。

こうして何でもないことを書きながら、今回は選ばなかった日々のことを思う。

多忙ながらも充実して働いたり、あのときの仕事を続けていたり、逆に就職しなかったり、地元を出たり、結婚をしなかったり、ペットを飼わなかったり。

先日、過去に戻るタイムトラベルが合法化された、という設定の舞台を見た。その後、親と過去に戻れるなら…的なことを話したのだけど、戻りたい過去って結局ないなぁ。

もしかしたらターニングポイントだったかもしれないところはこれまでの人生でもたくさんあったし、今の生活に完全に満足しているわけではもちろんない。でも今あるものが大切で、それを変えてしまいたくない、という気持ちの方が強い。

変化を嫌っている性質もある気がするけど、幸せなことだなと思う。

これからもなるべく、そう思えますように。

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…でも腸の内視鏡麻酔なしでやったのは未だに悔やまれるからそこだけ戻ってもう一回やりたさはあるな…保険証来たらもう一回やってやる…今度こそ麻酔して…

ペキニーズを飼い始めたよ(お迎え編)

もんだいちゃん(@mondai_g)です。

この度、長年夢見ていたペキニーズの子犬をお迎えしました!

や…本当…かわいいとかの次元ではない。妖精なの?ってかこれは現実なの?こんな愛おしい存在ってこの世界に実在できるの???え???

毎日言葉にできない感情が溢れており、幸せすぎて心が大変。この世界に生まれてきてよかった。もはや世界全てにラブの気持ち。ラブアンドピース。

 

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ずっとペキニーズに憧れていました。何も知らない女児の頃、初めてペットショップで目にしたペキニーズの子犬。他の子犬たちが元気に走り回っているなか、壁に頭をもたれかけてうつらうつら、溶けそうにだらりとしている姿に心を奪われてしまったのです。それ以来、犬を飼うなら絶対ペキニーズと心に決めていました。

数年前、小型犬OKの家に引っ越した我が家。そしてその頃から虎視眈々とタイミングを狙い続けてきた私。今日は、お迎えに至るまでの経緯を書いていこうと思います。

 

 

ペキニーズを飼い始めたよ(お迎え編) 

子犬を迎える環境

犬を飼いたいと思ってまず最初にしたことが、ペット可能物件に引っ越すこと。どんなに大人しい子でも吠えることはあるし、散歩や病院に連れて行く際に余裕でばれます。コソコソ飼うのって超大変です。物件数は限られてしまいますが、トラブルを防ぐためにもペット可物件は必須です。

また、我が家は夫婦2人暮らしでフルタイムの共働きだったのですが、犬のお迎えを機に私の仕事を減らしました(ちなみに、これは犬を飼う飼わないにしろ減らしたかったから減らしたのでありむしろ私が犬を利用した感すらある…)。が、共働きで飼っている方も探せばたくさんいらっしゃいますし、実際お迎えしてみて、子犬は一日の大半寝ているため餌のタイミングさえ気を付ければ(子犬は身体が小さいため、お腹が空きすぎると低血糖になり倒れてしまうことがあります)、そこまで気負わなくてもいいのではと思います。ペットをお迎えするうえでお金は超大事だしね。まぁウェブカメラで様子を見ている限り不在時は暇そうだし、帰ってきたら狂喜乱舞してるけど…。

個人的にフルタイムでも飼いたい場合は、

・家から会社が遠くないこと(昼食時帰れれば最高)
・残業を自分の裁量で調整できること
ウェブカメラを設置して随時様子を見ること

は最低限クリアしていた方がお互いの為にも良いかと思います。あと、できるだけ月齢が高い子にすることも大事です。しょうもないペットショップでは、不在が多いことを相談しても楽観的過ぎる回答をされる場合があるので、あまり鵜呑みにしないでね…。

ちなみに我が家は生後2ヶ月ちょっとでお迎えしましたが、お迎え元のブリーダーさんの方針で食事は1日2回(朝・夕)です。それに加え、低血糖予防のため合間にチューブの栄養剤(ニュートリカル)を少しだけあげています。

ただし、排泄物の処理に関しては少し大変かもしれません。家にいない分トイレトレーニングの回数は限られるし、すぐ処理しないと便で遊んじゃうしね…。フルタイムで働いていても、帰宅後はトイレトレーニングをしたり排泄物で汚れた体をふいてあげたり、家で犬のためにしっかり時間を取ることは必要になります。

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どこからお迎えするか

私は、インスタグラムでブリーダーさんを見つけて、そちらからお迎えしました。こうして書くと大丈夫か?出会い厨か?と思われるかもですが、というか私もかなり警戒していましたが、結構おすすめの出会い方だと思います。メリットとしては、

・投稿の時刻や頻度が分かる(あまりに投稿しないのも不審ですが、数時間おきなど投稿しすぎている人はビジネスに寄りすぎている可能性があります)
・言葉遣いなど人柄が知れる(ブリーダー総合サイトも見ていたのですが、言葉遣いがおかしい人は候補から外しました。デジタルが苦手なだけかもしれないし実際口コミでは高評価だったりしましたが、長い付き合いになることを考えると個人的には懸念事項だと思いました)
・コメントのやり取りが見れるため過去にそのブリーダーからお迎えした人の満足感が分かる

ことが挙げられると思います。

私が見つけたブリーダーさんは投稿の頻度や言葉遣いなどがちょうど良く、コメントからお迎え後の関係性も良好そうなこと、また、引き渡しを焦っている様子がないことが決め手でした。ブリーダーさんを探していたころはフルタイムで働いていたし、なんせ初めての子犬だったのでゆったりと社会性を身につけてきてほしいと思い、一日でも早く引き渡したいというような雰囲気がなかったそのブリーダーさんに連絡を取り、話を進めました。

話を進めるうえでも、犬舎の見学を了承してくれたり、母親犬と父親犬に実際に会わせてくれたり、料金が明確であったり、事務書類がしっかりしていたりと、一連のコミュニケーションに不信感を持つことがなかったため、最終的にお迎えに至りました。

なかでも、母親犬に会わせてもらえるというのは重要だと思います。子犬の購入を決めわくわく~楽しみ~と意気揚々と契約に向かったのですが、その際母親犬に会わせてもらったことで、この子が産んでくれた大事な子犬を育てさせてもらうんだ…と改めて責任を感じ、母親犬の気持ちを想像して胸が引き裂かれる思いに…。でも、その痛みは本来お迎えする側が必ず感じなくてはならないものだよね。保護するのでなく、購入という形をとるのであれば、親から子を引き離して育てさせてもらう、という感覚は絶対に持っていないといけないと思いました。そして、ブリーダーさんからお迎えしたことで子犬の家族が分かり、またいつでも里帰りさせてあげられる、というのはとても大きいと思います。だから、私をペキニーズに出会わせてくれたのはペットショップではあるんだけど。大人になっていろいろなことを知った今、できればペットショップからはお迎えしないようにしようと、実感を込めて思っています。

 

絶対に幸せにするし、何があっても守るからね~!!!

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雨の午後、毛布をひいたゲージの中でぷくぷく寝息を立てて眠る天使。幸せかよ。

 

使ってるウェブカメラ載せようとしたら、古いモデルすぎて販売終了してた…これが新しいモデルらしい

Planex 防犯カメラ スマカメ2 スタンダードモデル CS-QS10
 

 それではまた~

f:id:mondai-girl:20180818145722j:plain(もんだいちゃん)

2020.01.24

2020年。

年末年始のお休みは本当にあっという間だった…今年は長かったはずなのに、友人と会って(いる間に彼は掃除をしてくれていて)、親戚宅に行って、少しセールをぷらぷらして、美容院に行ったらもう日常再開。

でも時間があっという間に感じるのは楽しかった証拠だよね。身近な人たちが元気でいてくれてるのが本当にありがたくて幸せだ〜〜〜(彼は絶賛インフル明け)。

 

私はおみくじを結構信じている。特に初詣で引くおみくじは毎回おぉ…となることが多い。今年はなんと大吉で、さらに一緒に引いた妹も彼も大吉というミラクル。幸先良すぎか!(ちなみに遅れて引いたおじは末吉?だったので大吉がデフォなのではない…はず…)

 「心を素直にし、欲を離れ人のために尽くせば大吉」という言葉、そしてそれ以上に、

 

かきくもる そらさえはれて さしのぼる

日かげのどけき 我がこころかな

 

という歌がなんだかとても気に入ってほくほく。こんな気持ちになれる一年でありますように。

しかも、上の歌を今調べてたらその番号のおみくじに本来書かれてる神様からのお言葉(私の行く神社では片面印刷のため省かれてたっぽい部分)があることが判明し、これまたおぉ…という内容であった…

 

神の教「過ぎたくり言、とり越し苦労、神の授けの身をやぶる」
とり返しのつかぬ過去の事を、くり返して思いなやんだり、どうにもならぬ将来の事を案じ煩らうのは唯心をいため身を害なうだけで、何のやくにも立たぬ愚かな事である、
今日は唯今日の事を、面白く楽しく、神様を念じつゝ正しい心でやって行く、禍も転じて幸となる

 

本当…そうですね…最近の私は突然フラッシュバックしてくる過去の恥を悶々と嘆いたり仕事や健康や孤独等未来の不安に苛まれたりしがちだったのだけど…いや、今を放置しすぎやろ。今だけが真実であり今が一番大切なはずなのに、なんだか知らぬうちに過去と未来に支配されて今を完全に蔑ろにしてた…。

あぁ…頑張ります2020…やっぱりおみくじすごいわ、信じられるわ…!

 

ちなみに今年の目標を10も20も箇条書きに(して満足)することはさすがにしなくなったが、今年の誓い、というか指針(つまり目標、結局言い方変えただけ)はひとつ決めている。

 思っている愛を口に出して伝えること、特に身近な人にこそ素直に伝えること。

 大切に思ってる気持ちや好きな気持ち、ありがとうなど、素敵な思いも思ってるだけでは伝わらないことが多いし、何より言葉で伝えた方が相手も自分も嬉しいもんね。親しくなればなるほど、なんだか照れくさくて伝えそびれてしまうけれど。言わなくても分かってくれてると思ってた、なんて言うのはあまりにもふがいない。もちろん親しいからこそ言わないでも分かることや伝わることはあるけども。

拙くても伝えようとすることと、伝わってるはずとあぐらをかくことは天地の差だと思うから。

しいたけ占いでも書いてあった(よね?)、好きという言葉のハードルを下げていきたいそんな前厄。

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今日は友人との夜ご飯のため神保町の老舗喫茶店で時間をつぶした。入るの勇気いったけど普通にカジュアルでよかったー。コーヒー美味しかったし音楽はレコードで最高だったけど、やはり狭めなお店よりちょっとゆったり空間かつさっぱり接客のチェーン系のが落ち着く庶民な私。神保町のブックカフェは明かりと広さとレイアウトが心地良くて好きだな。本棚って見てるだけでわくわくするよね〜自分の読んだ本はこの中のひとつまみにも満たないんだろうなと思うと途方もなくて逆に清々しい気持ちになる。所詮自分なぞ超絶小さい存在なのだなぁ。

 

さて週末はついにわんわんのお迎え!はぁ〜〜〜楽しみがすぎる…と同時に緊張と責任感と心配もたっぷり…大丈夫かしら…わんわんを幸せにしてあげられるかしら…やる気は十分なのだけどいかんせん初めてなので不安が尽きない…。そして病み上がりの彼に代わって我が運転なのでそこからもう心配だわ…煽り運転されたらどうしよう…バール積んでくべきか…。

まぁでもなんとかなる…はず!愛があれば!ね!

ショップでなくブリーダーさんからお迎えすることにして本当によかったなぁという話も書きたいのだけど、長くなったのでそれはまた今度。

2019.12.17

先週は久しぶりに有休を取った。彼を送ってから二度寝して、片付けなどをし、近くの街までぷらぷら。

カフェでのんびり本を読もうと思ったら混んでいて席がなかったので、帰るか…と思い仕方なく夕飯の買い出しのためスーパーに寄ったら父に遭遇。地元でもないのになんという偶然なの…。

 

仕事が休みだったという父は、図書館に行き映画を1本見て、買い物して帰るところだったらしい。

少し立ち話をして、それぞれの買い物へ。私がカゴに入れていた大箱のクッキーを見ながら、そんな大きいの買うのか、うちはこれなんだ、といつもの安くて美味しいチョコチップクッキーをカゴに入れていたはずなのに、レジで見たらちゃっかり私のと同じクッキーを買っていたので笑ってしまう。

レジで合流し、同じ電車に乗って帰った。

母と娘という関係の楽しさは前にも書いた通りだけど、父と娘、という関係はまた全然違って面白いものである。

もちろん父親のタイプにより様々だとは思うけれど、我が家の場合は、どうしても少し気恥ずかしくぎこちない感じがある…気がする…。父が私のことを気にかけてくれているのも分かるし、私も父を頼りにしているし大変大事な存在なのだけれど…2人きりになるとなんだか、少しそわそわしてしまう。30年も一緒にいるのに、というか彼の遺伝子からつくられたというのに…なんなんだろこの感じは…不思議すぎる…。

父を乗せた電車を見送りながら、とにかく、元気に長生きしてほしいなぁと思う。なんて、父がこれを読んだら、偶然スーパーで会っただけでこんなことまで考えてるのかと呆れられそうだけど…。

 

天気の良い日に家で過ごす時間は最高だ。なんだかとても贅沢な気分。

 

今年ももうすぐ終わり。寒いのは苦手だけど、12月のこの時期だけは好きだなぁ。クリスマスに向けて色付く街、今年が終わることへの切ない気持ち、年末年始のお休みに向けての高揚感。そしてそれを引き立たせるような澄み切った寒さ。暦なんて人間の作ったルールにしかすぎないけれど、でも、それがあるおかげでこんな気持ちになれる。いにしえの方々、ありがたや…。

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今年は何ができたかな、少しでも何か身になることができただろうか、とつい欲深く考えてしまうけれど、きちんと食べて、寝て、変わらず暮らせたこと、そして好きなときに好きな人たちと時間を過ごせたこと。十分すぎるぐらい幸福で、有難い一年。

変わっていくことも素敵だし、変わらないことも素敵だ。そのどちらも肯定して、愛せるように。未来も過去も大切だけど、焦らず、今を大切にしていきたい。

 

今夜のご飯は何にしよう。冷凍庫に入ったエビがあったから、インスタント使わずエビチリ作ってみようかな。エビチリ大好き。残業で疲弊しまくってる彼へのクリスマスプレゼントにこっそりネクタイ買ったからほくほく。早く渡したいけど金曜日まで我慢!

2019.12.01

先日は高校時代よくサイゼに入り浸っていた友人と、久しぶりにサイゼに行き好きに頼むという楽しげな会をしたのだけど、何か…自分の舌…肥えたんだな…という感じであった。いや美味しいんだよ、美味しいんだけども…。思い出は素敵な思い出のまま、今を生きるのみと思った…。あっでもティラミスとエスカルゴはちゃんと美味しかった…よ…!本当、日々食事に力を入れすぎて身分不相応に贅沢舌になっているなぁ大人になっちゃったなぁ…。

 

しかし食事の進み具合とは裏腹に会話は大変弾み、ひたすらおしゃべりして気付けば4時間経過の勢い!こういうところは昔と変わらない…というよりレベルアップしているような…!

その話の中でもそうだし、最近Netflixで見てるクィア・アイでもそうだし、結局、愛なんだよね。…いや、こう文字にして書くとおぉって感じだし何か胡散臭いしポエムだけども…。でも、愛を持っているかってとても大きい、というか全てなのでは、と思う。

いくら相手のことを想っていても、間違えちゃうことや考えが足りないこと、思ったようにならないことなどはどうしても起きてしまう。けれど、愛を持っていれば。不器用でも、うまく言えなくても、なんだかんだ伝わるんだよなぁ。私はとっさに言葉がうまく出てこなくてちゃんと伝わってるか不安になることも多いのだけど、実際は言葉だけじゃなく前後の文脈やその人の目線、表情など、たくさんの情報が散りばめられてる。愛があれば、そしてそれを受け取る姿勢があれば、伝えたい人には伝わるはず。好きな人なら尚更、もっと相手を信じていいのだよね。

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最近、上にも少し書いたクィアアイというドキュメンタリー?をNetflixトライアル中をいいことに日々ガンガン見ているのだけど、本当に響く言葉が多くて、ファブ5がめちゃキュートでハッピーで最高すぎる…!自分を愛することはエゴとは違う、相手を大事にしたければまず自分を大事にすることから、家が整っていれば罪悪感が減り気持ちも整う、自信が持てない時こそ見た目を頑張る、効率を重視するのではなく体験を楽しむ等々…何より素晴らしいのが、ターゲットを変える際にけなしたり欠点を指摘するのでなくまず相手を褒めて長所を伝えるところ!あなたは髪質が良いから少しいじればガラッと変わる、笑顔がかわいいからもっと見せなきゃ、今のままでも十分素敵だけどよりレベルアップしちゃおう、というような感じで褒めて伸ばす感が徹底していて、見てるこっちも嬉しい気持ちになる…優しい世界すぎ…ラブだわ…。

自信がない人に対して、友人も家族もあなたのことを愛している、そんなあなたの素晴らしいところを見ようとしていないのはあなた自身だけよ的なことを言っていたのが素敵すぎた。そうだよねぇ、卑屈になることや自信を持たないことは一見かわいそうに見えて実は閉じこもって頑なになっているだけかもしれない。もっと開けば、相手の言葉や態度を素直に受け入れる気持ちがあれば、自分も相手も幸せになれるのにね。傷付きたくないから、期待したくないから、つい怖がってしまうけれど、受け入れる姿勢でいることは強さなんだよね。強くあたたかい人になりたいな。

 

そしていろいろ言ったけど結局ハグは偉大…。ハグすればどうにでもなる欧米の人(偏見)ってそれだけで強いわ…。なので前述の友人とも帰り際ハグしてバイバイした。心なしか良い気分である。またしよ…!(?)

「マチネの終わりに」見たよ 胸糞なのにこんなにも美しい

もんだいちゃん(@mondai_g)です。今やこのブログは感想をしたためる場であると言っても過言ではない…。

 

久しぶりに邦画を映画館で見た。

いや~~~~~!余韻がすごい!もう何か、心の奥底ではいろいろな感情が渦巻いててとても一言では表せないはずなのに、そして月並みな表現のようであまり言いたくはないのに、でも「美しい映画だった」とまず言いたくなってしまう作品でした。

 

「マチネの終わりに」見たよ

以下がっつりネタバレありの感想です。

 

 

 

 

 

胸糞なのにどうしてこんなにも美しいのか

だがこれだけは言っておきたい。ストーリーに関しては、超絶胸糞。

それなのにまず「美しい」という感想を持ってしまうのは、視覚と聴覚に流れ込んでくる全てのものが、物語の展開を凌駕するほどに美しかったから。

あぁどうかお願い、と見ている我々が淡く期待した結果には結局のところならなかったし、というか美談として描かれるにはあまりにひどく、悲しい出来事なのだけれど。それでも、宝物のような時間の記憶はその人の一部としていつだってキラキラ輝いている。自分では気付かなくても、蓋をしたつもりでも。控えめに、でもずっと輝き続けている。

乾いた異国の風、絵画のような街並み、胸を焦がすような音楽。そして、相手を、信じていたということ。客観的に確かなものなんて何もなかったけれど、精神的なつながりを確かに感じられた時間はかけがえなく、2人の記憶に一生残り続けるのでしょう。思いがけない場面で起きる、相手のことを心から思う純粋な気持ち。それは決して恋仲だけにあることでなく。その思いのやりとりは美しく優しく奇跡のようで、あぁいいなぁと、少し嫉妬してしまうくらいに素敵で。

 

そんなロマンティックな気持ちになった反面、ラストの再会の後には、それぞれの生活にまた戻っていくのが理想的だなぁと思った(ここはかなり意見が分かれるところだと思うけど…現に同じ頃に見たという友人は、再会後2人で幸せに暮らした、という先を描いていた)。

私としては、この再会の後、洋子さんがこの一連の出来事を親友の女友達に笑い泣きしながら話せていたらいいな、と願った。悲しくも宝物のような思い出だからこそ、きっと誰にも話していないのだと思うんだよね。だから、美味しいものをたらふく食べて飲みながら全部話して、現実のものとして成仏させて、前に進んでほしい。洋子さんには絶対に幸せになってほしいから。(あとマネージャーさんは絶対に絶対に蒔野さんを幸せにしてください。)

 

真実を告げられても、水をかけるのをぐっと堪えて、彼女の目の前では消して泣かない洋子さんはとてもかっこよかった。それはもうこちらが泣きたくなるぐらいに。いっそのことかけてほしかった、きっと彼女もそう思っていたと思うし、洋子さんもそれを感じていたと思う。でも、かけなかった。…はぁ…つらかっこいい…ゆり子ちゃんにしかできない演技だと思う。素晴らしい。

 

若い頃はこういう話ってどうしても響かなくて、というのも事実の方にばかり目が向いてしまい、信じられない!むきー!いざ敵を倒さん!となっていたのだけれど、余韻を感じられる程度には感性が大人になったということなのかな。でも、思い合ってたふたりだったからこそ美しくなくてもなりふり構わず追いかけ合って欲しかったとも思うし…まぁ正解はないのだよね。できるのは、過去の選択を愛することだけ。過去は変えられるだけでなく、放っておくと知らず知らずのうちに変わってしまうものだから。

 

見終えて映画館を出ると、秋晴れと少し冷たい風。道路に落ちている枯葉。この時期に公開するなんて確信犯だな、と思う。見慣れた街の風景も美しく見えてしまうよ。もう一度聴きたくて仕方なくて、衝動的にダウンロードしたテーマソング「幸福の硬貨」のギターの音色がそんな秋の風景に震えるほどぴったりで、あぁ…映画館を出た後の余韻までも考え込まれているなぁ…なんだか悔しくなるほどにどっぷりと作品の世界に浸かってしまいました。もちろん原作も買ったよね…。

 

根はハピエン厨だから、すごく良い映画だった!さいこー!感動!何度でも見たい!と言える感じではないのだけれど、でも秋になったらきっとまた見てしまうだろう。

見に行って良かったな。ひとりでよかったな。ひとり観賞超おすすめ作品です。

 

映画「マチネの終わりに」オリジナル・サウンドトラック

映画「マチネの終わりに」オリジナル・サウンドトラック

 

 

マチネの終わりに (文春文庫)

マチネの終わりに (文春文庫)

 

 

それではまた~

f:id:mondai-girl:20170201164910j:plain(もんだいちゃん)

 

2019.10.30

週末は衣替え第一弾をした。タートルネックや厚手のスカート、チェック柄など半年ぶりに見た秋冬服はとてもかわいい。

生まれ育った場所に四季があってよかったな。寒いのは苦手だけど、季節を感じることは大好き。金木犀の香り、乾いた秋風、温かい飲み物。野菜をたくさん入れたお鍋は毎週だって食べたい。同じものを見て、聴いても、季節によって感じ方がガラリと変わることに気付くと、何事も自分次第なのだなぁと思う。この世界には絶対なんてなくて、全ては各人が自分の意思で決めているだけなんだよね。

 

先週は感情の起伏が激しい期間であった…。

今もなかなか良いなぁと思ったと思えば、こんな日々…変えるしかない…と思ってみたり、自分大人になってきてる!と思いきや超絶子どもで未熟なところが露呈してぎゃあああとなったり、お決まりの独りよがり迷走…つらい。笑

でもなまけ者のさとりかたによれば、そういう迷走してる自分も受け入れて愛することが大事とのこと…うむむ…ありのままの自分を認めるって簡単なようでめちゃくちゃ難しい…

自分のことをきちんと知ろうとしたり誰かとそれを話したりする度に、自分の幼さを実感し、みんななんて素晴らしいの…!と改めて思うことしばしば。まぁそれに気付けたことでようやくスタートラインに立ったのか…この歳でなんとか気付けて良かったのか…とは思うけど、でもやはり、本当未熟すぎて甘すぎてつらい。。考えてるようで考えてなかったんだなぁとか、人への優しさのようで自分のためだったんだなぁとか、気付き始めると過去まで大量に引っ張り出して省みてしまい収集がつかなくなってシャワーを浴びながらひとりうあああああとなったりして大変。暇か。

はぁ…まったく、こんな私と仲良くしてくれるお友だちって本当にありがたいな…好き。。

 

この間久々にボランティアに行ったら、よく一緒になる大学生の女の子が、就職決まったんです〜と教えてくれた。よかったねぇとなっものの、詳細を聞いたら就職を機に地元に帰ることになって実はそれにまだもやもやしてて…と。同じ地元に帰った民としてその気持ちはとても分かるし、正直彼女の能力ならもったいないのでは!?東京でバリバリやるのも良いのでは!?と思ったけど、でも、少し年上の同性として伝えるべきことは、今決めなくてもどうにでもなるよということだなと思い直した。

今の40〜50代ぐらいのお姉さんたちが教えてくれた、「歳取るのって楽しいよ」「思い描いたものとは違うかもしれないけどなるようになるよ」「自分次第で何度でもやり直せるよ」ということ。若いうちだよ〜と煽るのではなく、今決められないのは当たり前、焦らなくても人生は長いから大丈夫、ということ。彼女たちが繰り返し言ってくれたそれらの言葉は、時間を経て今の私に根付いていたことに気付く。大学生のあの子に、今の私の言葉が届いたかは分からないけれど、少しでもその焦燥感を軽減する助けになっていれば良いなぁと思う。

それと同時に、自分の口から発したその言葉は、自分に言い聞かせる要素もあることに気付く。自分に呪いをかけるのではなく、自分に魔法をかけるように。あの頃はひたすら大人に見えたお姉さんたちも、きっとそれぞれ葛藤や不安を抱えつつでも強く生きていたんだなぁと(勝手に)想像すると、なんだか少しほっとして、私も素敵に歳を重ねられるようがんばろう、と改めて思った。

 

運動不足の解消に、と買ったSwitchのリングフィットトレーナー?というゲーム、早速昨日はサボってしまったので今日こそやるぞ…!最近会う人会う人に筋肉のポテンシャルを力説しておりそろそろ面倒くさがられている気がする…。だって筋肉って最強じゃない?美しくなるし、体力つくし、裏切らないし…(しつこい)。

あぁ…三十路の目標、筋肉だわ…。

 

それにしても、なんだか今日はいつもに増してげんなりしてるな…お人柄が悪いわけではなくとも言い方とかふとした態度が刺々しい人と過ごすのは、自分の汲み取り力の強さも相まってとても疲れてしまう。友人には結構はっきり物を言う子も多いけれど、一見強く聞こえてもちゃんと配慮が感じられたり優しさがある言葉を喋ってくれているからそれとは全く異なるのよね…まぁ信頼関係ができているっていうのも大きな要素かもしれないけど…。

精神が疲れ果てて逃げるように帰路につきながら、友人がタリーズのミルクティーが美味しいと言っていたのをふと思い出し寄り道。何かすごい丁寧に作ってくれてるな?と思ったら、ミルクの泡でくまちゃんを書いてくれていた。かわいい…店員さんもかわいいし…癒し…。そして初めて飲んだけどとても美味しい!ついコーヒーを頼みがちだけど、癒されたい日はミルクティーいいな…!

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2019.10.12

台風で何だか心休まらずなので前から書こう書こうと思っていたラムネのことを書く。

 

 4年ほど前からセキセイインコを飼っている。

父方の祖母が亡くなってしまった直後、それはお葬式に履いていく靴を探しにだったか格安服屋が併設されているホームセンターでの出会いだった。

元気が欲しくて何の気なしに母と妹と寄ったそこでは、毛が生えそろったくらいの雛鳥達がひよひよ鳴いていてそれはそれはかわいかった…なかでも、ものすごく元気で懐っこく、パステルカラーが綺麗すぎる一匹から目が離せなくなった。ひよひよ、ひよひよ、その子はまん丸の黒目をキラキラさせて鳴いていた。ちょ…かわいいが過ぎる…

靴を見ている間もその子のことをずっと考えていて、そして、ちょうど私は3週間前に退職してしばらくニートをしようと思っていたところだった。あれ?今なら飼えるんじゃ?というか今しかないんじゃ…?

帰り際にもう一度見に行ってかわいさを再確認。彼には全くお伺いもしていなかったけれど、私の中では、飼う気持ちが固まっていた。

家に帰って彼にそのことを話す。正直彼の答えは覚えていないけど、ほんとに飼うの?え?本当に?と言っていたような…気がする…。うん、飼うの。あれを運命の出会いと言わずして何という!あの子を飼わずして誰を飼う!

 

というわけで翌日、しかも祖母の葬儀の後、私たちはペットショップへ向かった。その頃はまだ車も持っていなかったから、か弱い声でひよひよ鳴いている箱を大事に抱いて、名前は何にしようと話しながら家までの道を急いだ。初春の夜、手に伝わってくるあたたかさと、動いた時に箱の中で爪が当たるカタカタという音が夢のようだった。家を出て、初めて自分たちだけの意志で飼うペット。そわそわしてしまう嬉しさと、これから先10年以上にわたるかもしれないこの子との暮らしの責任を思う。

 

家に着いて、ひよひよをかごに移す。小声でずっとひよひよ言っているのがかわいくてかわいくてすぐにでも遊びたいけどぐっとこらえ、少し高いところに置いたかごに入れて布をかける。実家で最初に飼ったピヨは、無知ゆえ飼ってすぐ床にかごを置いてしまって更に私たち子どもが頻繁に覗いたことで体調を崩してしまい、子どもながらにとても反省した。ピヨちゃん、あの時はごめんね。

少し落ち着いてきた様子だったので、挿し餌をする。こぼしながらも一生懸命食べてくれ…あぁ〜〜〜かわいい~~~!!!何があっても守ろうと思う。なるほど、これが母性か…!

ひよひよはすくすく大きくなり、鳴き声はいつの間にか溌溂とした「ぴよ!」になり、パステルカラーは換羽の末すっかりビビットになった。どこを触ってもされるがままだったのに、いつからかなでられるのを嫌がるようになり、姿勢良く凛々しい顔をして肩にとまるようになった。

 

鳥を飼っている、と誰かに言ったとき、鳥って感情あるの?と聞かれたことがある。

言っておくが、めちゃくちゃあるよ!!!

かごから出すときは毎度目がキラッキラで大興奮だし、スマホに夢中になっていたら邪魔してくるし、私がお風呂に入ると扉の前で大鳴きしながら待ってるし(夫氏のことは待っていない)、遊んでいるとほっぺをふわふわに膨らませてはしゃぐ。そのくせしつこくするとつり目になって怒るし、突然睡魔に襲われて指にとまりながらうつらうつらしてるし、テレビなどで突然大きな音がするとギャーと叫んでかごに逃げ帰ったりする。覚えたおしゃべりは判別できないものも含めたら何十語もあると思う。最近のお気に入りは「なんですか?」「ただいまぁ~」「○○くん(夫)おかしいね?」「え?」「ラムネもう一回言って?」である。これらの言葉を早口でひたすらまくしたてる。達者か!

感情豊かで、全てが面白くてかわいい。

 

いつだか夫氏と大喧嘩をして泣いていたら、普段大騒ぎしているラムネが、鳴きもせずずっと私の顔を見つめ続けてくれたことがあった。インコは群れで生活するから、仲間の感情やその場の雰囲気にとても敏感なのだそう。ラムネがどう思っているのかを正確に知ることはできないけど、心配そうに私を見ているラムネの顔を見て、愛を感じた…気がした。そして、じゃあ私が彼(ラムネはオスである)を大好きだって気持ちは、ちゃんと彼に伝わっているのかなと不安になった。私が彼と暮らして幸せを感じているように、彼もそうだったらいいなぁ。

 

さて、感慨深くこんな日記をしたためている横で、ラムネはおもちゃのブランコさんに夢中で愛を語っている。うーん、やっぱり上のは妄想で、実際彼は何も考えてないのか…?まぁそういうところも好きなんだけどね。能天気さと優しさのバランスが絶妙で、だから動物って大好きだ。

いつでも我が家を賑やかに照らしてくれる小さな太陽くん。これからもずっと大切にするからね。ずっとよろしくね。

 

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台風によるスマホの通知が鳴りやまない。どうか被害が最小限で済みますように。あぁ、ひとりだし何だか少し怖いな。ラムネがいてくれてよかった…。

2019.10.09

さすがに少しずつ寒くなってきた10月。まだタオルケットで寝ている。毛布を出してしまうと熟睡しすぎて朝がつらいから、もう少しタオルケット生活。金曜日に毛布を出して、週末は毛布にくるまって寝よう。今から楽しみ。寝るの大好き。

 

金夜はまたサウナに行き爽快。水風呂も気持ち良くて最高だけど、サウナ自体が好き。あの温かい空気に包まれる感覚、なんだか安心するんだよなぁ。地元のスーパー銭湯のサウナは、人が少ないのも嬉しい。裏が森なので、鈴虫の声を聞きながら星を見上げて秋風を感じる至福の時間。あぁ、書いてたら行きたくなってきた…今週も行こうかな…。

 土曜は朝から美容院を予約していたので私にしては早起きだったけれど、サウナ効果かそこまで苦しまず起きる。休日に早起きするのもたまになら悪くないな。なんてったって一日が長いこと!美容院行って少しふらふらして食品の買い物行って…としてもまだ14時の衝撃。いつもは逆にそれぐらいの時間から出かけてるから、早起きすごい…となった…。夜はみんなで実家でご飯。父がいろいろと準備してくれてありがたい。が、いつもお腹が爆発するほど食べてしまう。幸せか。

 

そして翌日は母と出かけた。日本橋のあたりをぷらぷらして、お昼はたいめいけんが混んでいたからその近くにあった渋いあなご屋さんに入ったら大当たり。ふわふわで甘辛で美味しかったー!青柚子の皮やわさび、山椒などの薬味も全て美味しくて、出汁茶漬けも含め満喫。また行きたいし彼も友人も連れて行きたい。高島屋には大きなポケモンセンターが入っていて、歴代ソフトの名場面など展示されておりわくわく。めちゃくちゃ迷って時間を費やしまくったが、大人なのでシールとタオルとお弁当用巾着を買うに留めた。えらい。

三越前まで歩き、喉が渇いたので喫茶店に入る。良心的価格の老舗。店内は少し狭かったけど、モカソフト甘すぎず美味しかったな。最近考えてることや昔のこと、そしてこれからのこと。コーヒーを飲みながらいろいろな話をする。文字通り話は尽きなくて、我ながら母娘っていいなぁと思う。

 

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なんだか歳を重ねてきて、人間というもの自体一面では語れない、という当たり前のことを自覚している。私は元々すごい引っ込み思案で内弁慶だったのだけど、思春期あたりにそんな自分を変えたいと思って変えていって、しばらくはそのままいれたんだけどここのところ少しうまくいかなくなっていて、なんで?前はできたのに私どうした?と悲しくなることしばしばだったのだけど、別に退化したとかではなくそういう自分の面がまた現れてきただけなんだよね。

他人に分かってもらいたい、という気持ちがそもそもの根っこにあるから、誤解されずにアイデンティティを伝えることを目指す過程で、私と言ったらこれ!っていうような明確なブランディングに憧れてたけど、そんな単純明快に一言で表せるよう努めなくても自然にその人らしさは現れるのにね。これもやはり自信がない故なのかな。

 でも最近は、身に付けるものにしても立ち位置にしても、私はこれだと凝り固まらず好きに楽しめばいいじゃないかと思えるようになってきている。まぁ以前もそんなに意識してたわけではなかったのだけど、でもどこかで、私ならこれ選ぶでしょーというのがあった気がする(そしてそれはお決まりの自分の中だけで)。

だから、いろんな面を楽しめている最近の自分は、過去や執着のようなものから少しだけ脱皮した感じがしてそわそわするし、嬉しい。というか誤解は別に怖いものではないのだよね、分かる人には分かるし、そうならなくても分かって欲しい人には伝えればいいだけ。そして極論自分さえ分かっていれば良いのにね。この話はまた今度つらつら書きたい、なまけもののさとり方を読んで思うところがあったのだ…!

 

帰り道、普段は買わない色のダリアを買う。

今日の晩ご飯は、おじいちゃんの田舎からもらったさつまいもを使ったさつまいもご飯とさわらの味噌マヨ焼き、そして具沢山のお味噌汁。実家にいた頃は具沢山のお味噌が嫌だったはずなのになぁ。

2019.09.22

ニューカレドニア最終日は、チェックイン後20時すぎまで時間があったので寝坊してのんびりパンを買いに行き、ビーチサイドのベンチに座りながら図書館で借りてきた本を読んだ。彼は貝殻とサンゴ探しに夢中。帰ったらシェーディングランプ?を作るらしい。帰ってからまた楽しみを作るところが素晴らしい。えらいぞ。

 

ニューカレドニアはどうあがいても何かすることができないぐらい何もなくて、ひたすら綺麗な海が広がっている。毎日、本当に文字通り何もせず海を見て時間を過ごした。でも、緑も多くて鳥のさえずりが心地良いし、人も多くなくみんなのんびりしていて、私は結構好きだなぁ。

海外に行くと、何もしないで一日過ごしても一切罪悪感がないのが不思議。日本にいると空き時間はどうしても何かしなきゃとなってしまってでも自分の身体は動きたがってなくて、その心身の相違から、一日中寝てしまった日などは夕方罪悪感でどよんとなるのに、海外に行くと職員が少なすぎる税関で30分以上待たされても仕方ないなぁと思うだけだし、ただ海を見てぼんやりしてたまに写真撮って寝て一日が終わっても何も思わない。むしろしあわせ〜とすら思う。なんでだろ。

 

そして大抵の国で、何だかみんなのんびりしていて肩の力が抜ける。どこで採算取れてるのか不明だけど、例えば飲食店の店員さんは基本携帯いじるか同僚と話して暇を自分本位に使っていて、成長意欲とか上を目指してる感じが極めてゼロ。割り切り方がすごいなぁと感服。私は割り切るのが下手で諦めが悪いから、それに苦しめられることが多々ある。そんなに自分を苦しめる必要ないのにね。あぁ、もっとシンプルになりたい〜〜〜。

 

帰ってから何を食べようか、野菜が食べたいからキムチ鍋かやっぱりお味噌汁に納豆ご飯もいいよねぇと彼と話す。束の間の非日常は、あっさり日常に飲み込まれていく。それはどこか寂しくて、でもなんだか安心している自分もいたりして。

 

趣味は海外旅行、と言うことがあるけど、私にとっての海外旅行とは家に帰ってきて日常を取り戻すところまでを言っている。日本の空港に着いて馴染んだトイレの心地よさに感激して、帰りのバスで音楽を聴きながら(今回ははっぴぃえんどの風をあつめて、と決めている。この曲は本当詞も曲も最高すぎて…あぁ…好きだ…)旅先での日々にぼんやり想いを馳せて、玄関を開けて家の匂いにほっとして、お風呂に入って(旅終わりのお風呂上がりの自分は本当にびっくりするほどさっぱりした良い顔をしている)、野菜をいっぱい使ったごはんを食べてあぁ~自分の家ってやっぱり最高~~~とリビングにごろんとするまでが一連のセットで好きなのである。

だから、海外旅行の何が好きなのか、何が楽しいのかはどうしてもうまく言えない。解放感、というのは少し簡単に言い過ぎている気がするし、自分自身の生物としてのポテンシャルを試されてる感と未知との遭遇、そしてそれを無事終えた時の安心感のセットというか…でもそれに何万も払ってると思うと我ながら謎だな…修行かよ…うーん、やっぱりうまく言えない。これが理屈を超えているということだろうか…。

 

日本は数日前から秋の陽気だと父からLINE。秋はお洋服がかわいいしご飯が美味しいから大好き。生足にブーツ履きたいし、半袖に厚手のストールとかもかわいい。シャインマスカットも産地まで買いに行きたい。

 

生きてるって面白いなぁ。永遠なんてないと分かっているけど、いつまでも健康に、好きな人たちと共に生きていきたいな。

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