2020.02.04
わんわんを迎えて一週間が経った。いやぁ…犬を飼うってすごいわ…。
数時間おきにふやかしてあげるごはん、トイレトレーニングにその片付け(時には粗相)、エネルギー発散のための遊び、毎日のブラッシング、歯磨き、予防接種に保険…そして迎えた週は曇りだったので気付かなかったけど、部屋に差し込む日差しに露わになる抜け毛たち。
出勤中にウェブカメラを見て激しく遊んでいる?様子にヒヤヒヤし、数時間後に見たら落ち着いて寝てるよかった~と思ったのもつかの間、急いで帰宅すると、ゲージの中でブツにまみれてご機嫌な彼。あぁぁ…ブツの何がそんなに君を駆り立てるのか…。
粗相をしてしまった毛布をガシガシ洗い、いろんなところを拭くのでウェットティッシュは一週間で一袋無くなり、買ったばかりの空気清浄器をフル稼働させる。
遊び中興奮すると甘噛みだけでなく本気噛みもしてくるから、しつけと言われている方法を一通り試すも今のところ特に効果はなく、むしろそれによって更に興奮していく感すらあり難儀がすごい…。
そしてそんなことを付きっきりでやっていて、ふと顔を上げると構ってほしそうな小鳥が…ご、ごめんね…!
でも陽の光に透ける白い毛を撫ででいると、すやすや眠っている半目の顔を見ると、ちびな前足を握ると、あ~~~~~しあわせだ~~~好き~~~~ってなってしまう。わんわんマジック。かわいいがすぎる。
それとこれとは全然違うと分かっていながらも、何だか子育てをしている気分である。世のお母さんたちって本当にすごいな。尊敬。というか子どもなんてこれ以上に大変なのにフルタイムで働いてる人もいるなんて…尊敬通り越して畏怖だわ。畏怖通り越して夢。夢咲き誇って花。
窓を少し開けて、昼下がりの日差しと風の心地よさに眠気を覚えながら、眠っている鳥と犬に目をやる。窓の外には風に揺れる大量の洗濯物。今日のお昼は昨日の恵方巻きの余りに大葉をのせただけのいくらご飯。ひとつのティーバッグで3杯目に入ったルイボスティーは薄くてもはやお湯の味だ。
こうして何でもないことを書きながら、今回は選ばなかった日々のことを思う。
多忙ながらも充実して働いたり、あのときの仕事を続けていたり、逆に就職しなかったり、地元を出たり、結婚をしなかったり、ペットを飼わなかったり。
先日、過去に戻るタイムトラベルが合法化された、という設定の舞台を見た。その後、親と過去に戻れるなら…的なことを話したのだけど、戻りたい過去って結局ないなぁ。
もしかしたらターニングポイントだったかもしれないところはこれまでの人生でもたくさんあったし、今の生活に完全に満足しているわけではもちろんない。でも今あるものが大切で、それを変えてしまいたくない、という気持ちの方が強い。
変化を嫌っている性質もある気がするけど、幸せなことだなと思う。
これからもなるべく、そう思えますように。
…でも腸の内視鏡麻酔なしでやったのは未だに悔やまれるからそこだけ戻ってもう一回やりたさはあるな…保険証来たらもう一回やってやる…今度こそ麻酔して…