夕焼けとさくらんぼと味噌ラーメンと

映画THE FIRST SLAMDUNK見たよ 自分にかけられた呪いは己でブチ破る

2023初映画!というか映画自体ご無沙汰!

いやはや、自分で観に行こうと思った映画じゃないのにこんなに感銘を受けるとは…さすが名作。さすが井上神。

映画THE FIRST SLAMDUNK見たよ

いや、演出神か?

本作に関しては正直ファンと言えるほどの熱量ではない私(現に見に行ったのも強火ファンの夫に付いてっただけ)

ただね、オタクとして楽しんでいるアニメはいくつかあるので分かったよ。

オープニングの演出の素晴らしさ、やばい。

ニワカが見ても鳥肌モノでした。あそこで本映画の勝ちが確定したと言っても過言ではない。かっこよすぎか。漫画原作作品のオープニングとして満点の演出でしょ。しかも音楽良。かっこいいに全振り。10000点じゃ足りない。

こんなん自分の推し作品でやられたら気絶するわ。スラダンファンの方々めっちゃ羨ましいな!!!!!

 

自分にかけられた呪いは己でブチ破る

詳しい内容に関してはニワカが話すには荷が重いため、本ブログでは私が鑑賞後考えたことをつらつらと。

 

何となくここ数年、自分に呪いをかけてしまうことについてよく考えており、本作も原作を読んだ当時は単純に超面白いスポーツ漫画〜!と楽しんでいたのですが、今改めて見るとさ、これ、特にこの試合、めっちゃ呪い解く系のストーリーじゃんね!

まぁ本作に関しては解くというよりブチ破るって感じだけども…!

 

それにしても本当呪いって多種多様だな大切な人にかけられてしまった呪い、悪意のある他人発端のものが自分の中で強固になってしまった呪い、不慮の事態から芽生えた呪い、そして能力が高すぎる故に抱えることになってしまった呪いなどなど特に若い時って自分で呪いと気付けてないパターンも多いからさ、これめっちゃキツいよなウゥと見ながら胸が痛くなることしばしば。。

 

呪いは自分だけで解く必要はない

元は他人からかけられた呪いでも、長く保てば保つほど自分自身で強固にかけてしまうのがこの類の呪いの厄介なところで。

もう誰も思ってないよ、気にしてないよってことでも、自分が忘れられなくて引きずって掘り返してさらに闇へってこと、めっちゃあるよね

 

だからこそ、思いもよらないタイミングで思いもよらない角度から呪いが解けることもあるし、他人や世界との関わりの中で解けていく呪いも多い。

特に、簡単に呪いになり得る言葉をも逆手にとって、たくましく進んでいくタイプのキャラクターの存在はやっぱり必要不可欠だと感じました。

こんな人、フィクションかもしれないけど、これは確実に必要なフィクションであり希望。

こういう人物が出てくるという点こそ、フィクション作品を楽しむ意義なのかも、と思ったりもしました。

 

呪いも引き受けて生きていく

とは言え、現実には一つの出来事で全てがガラッと塗り替えられるわけじゃないのも事実。光明が差しても、辛い過去が無くなるわけでもなければ自分を全て変えられるわけでもなく。

本作は監督が現実っぽさ、普通の男子高校生っぽさを意識して作ったとのこともあり、最後、歳も経験も重ねたはずの彼が未だに緊張に弱い様子を入れてくれたことは、観ている側に寄り添う作品の姿勢を感じました。

 

呪いを無かったことにするのではなく、引き受けて、乗り越えて、また生きていく。

 

 

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うおー!!!って思う箇所がありすぎてあえてここには書きませんでしたが試合シーンや音の使い方、静と動のメリハリなどなど、まずエンターテイメント作品としてクオリティめちゃ高かったので、ファンの方はもちろん私のようなニワカや初見さんでも超絶楽しめる作品だと思います。

私も普通にもう一回見たいです。約2時間まじで一瞬だった!

 

映画『THE FIRST SLAM DUNK』

 

それではまた〜

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