夕焼けとさくらんぼと味噌ラーメンと

7月の読書感想文「ダ・ヴィンチ・コード」 Googleマップ様ありがとう

もんだいちゃん(@mondai_g)です。もう全然8月ですが先月読んだものを。

7月の読書感想文「ダ・ヴィンチ・コード」

今さらってレベルじゃないね。日本での発刊は2004年ですが、当時中学生の私はキリスト教がらみのミステリーなぞ全く興味がなく、タイトルをおぼろげに覚えているのみ。しかし大学時代宗教学に興味を持ったこともあり、今の私なら面白く読めるかもと思いこの度手に取ることに。久々に前後編ものの単行本…血が騒ぐぜ…!

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)

 

 ルーヴル美術館のソニエール館長が異様な死体で発見された。死体はグランド・ギャラリーに、ダ・ヴィンチの最も有名な素描〈ウィトルウィウス的人体図〉を模した形で横たわっていた。殺害当夜、館長と会う約束をしていたハーヴァード大学教授ラングドンは、警察より捜査協力を求められる。現場に駆けつけた館長の孫娘で暗号解読官であるソフィーは、一目で祖父が自分にしか分からない暗号を残していることに気付く……。Amazonより

 

結果、自分的にすごい集中を見せ約2日ぐらいで読んでしまったよね。すっごく面白かったです。私はハートフルストーリーが好きなのでミステリー小説ってあまり読んだことなかったのですが、面白いね。気味の悪い描写に怖がったり、どうかバッドエンドになりませんようにとヒヤヒヤしたり、 あまりに入り込みすぎて私も誰かに狙われているんでは…と謎の妄想を爆発させたりしましたが、終わりに近付くころにはもうこの登場人物たちともお別れか…と寂しくなりました。個人的には推しメンが最終的に闇落ちしてしまい衝撃でしたがその逆もありで、最後まで「まじか…まじか…」の連続でした。

小説にしては解説が超多いのも特徴だと思いますが、キリスト教関連のことが分かりやすく、なおかつ興味をそそる形で書かれており(当時はそれこそが、センセーショナルに書きすぎてる!と批判されていたようですが)読み飽きなくてよかったな。

内容の真偽はさておき、物事の真実が一つということは基本的にありえないものだから、何かを盲目的に信じることの危うさを描いているという点では、無宗教の人種ながら考えさせられるものがありました。古くからある思想だって宗教だって新興宗教だって、結局は誰かが何かの目的のために作り出したものだからね。それが人を救ってきたことももちろんあると思うけど、「尊いからこれ以上深彫りするのはタブーだ」という風に言いくるめられて遠ざけられる裏には誰かの意図がある…かもよ…?というのは自己防衛のためにも頭の隅に置いておきたいなと。まぁそうは言っても陰謀とか考え始めるとキリがないけどね…未だ中二病患者の私としては高まるトピックだしね…むしろ無駄に疑いすぎないよう自制すべきかもしれん…。

 

Googleマップストリートビュー有能すぎ

物語にはヨーロッパの歴史的建造物が数多く描かれており、その外観などが事細かに描写されているのですが、いかんせん馴染みがないためどんな感じか想像しづらい…。ってことで、Googleマップのストリートビューでその場所に降り立ちながら読んでいたのですが、想像に加え実在のものからくる臨場感で捗り方がすごかったので是非お勧めしたい所存。

ちなみにこの後すっかりこの遊びにはまってしまい、行ったことあるところもないところも合わせ、世界各国を旅している私です。だって

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こんなところ(ヴェルサイユ宮殿、中まで見れる)や

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こんなところ(意外に氷感無い南極)、

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こんなところ(シリアの激戦地アレッポ)、

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そしてこんなところ(エジプトギザのピラミッド)だって行けるんだよ!?Google様本当ありがとう…家にいながらこんな形で海外旅行ができるなんて…すごすぎ…!

 

…と言いつつ、やっぱり生で見ることの感動は格別なんだよなぁぁぁぁぁ!わーん海外行きたいよー!!!お金湧いてこないかな…

 

それではまた~

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(もんだいちゃん)

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