公務員に向いている人とは
平素よりお世話になっております、もんだいちゃんです。
今日は、「公務員に向いている人」について書いていきたいと思います。
私は、採用が決まってから今まで、事あるごとに友人らから
「公務員向いてなさそー」「よくその感じで公務員してるよね」「いる世界間違ってない?大丈夫?」
と言われてきました。
なんてことを言うと「もんだいちゃんって名乗ってるぐらいだし問題起こしまくりの輩風味なんじゃね?」「実はパリピ*1だから役所でぼっちになってんじゃね?」などという間違った想像をかきたててしまう可能性があるので念のため申しておくと、私は別にイケてる部類には入りません。「もんだいちゃん」と名乗っているのは26歳になった今でも依然としてイタい風味だからです。ご安心ください。
では、そもそもどんな人が公務員に向いているのでしょう?
「公務員試験予備校 EYE」さんによると、
公務員試験予備校 EYE|「公務員に向いてる人 向いてない人」
奉仕の心があること
oh...
衝撃的すぎて、思わずハッピーターンを一気食べしてしまいました。
どうやら私は間違って採用されてしまったようです。
つらすぎて先を読むのも嫌ですが、続けて、
対価を介せずに、その人のために何かして差し上げる。
対価や顧客満足を期待するなら、企業に進む!でもいいでしょう。が、
純粋に奉仕の心があるなら、その人は公務員に向いています。
(中略)
奉仕の心が自分にあるか?
困っていそうな人にはつい声をかけてしまう。たとえば・・・・街角で道に迷っていそうな外国人には道を教えてあげるとか
・終電で寝込んでいる酔いどれの人を起こしてあげるとか
・迷子の子に「どうしたの?」ってきいてあげるとか
ん?この項目は行っているではないか!外国人には自分の外国語を試すチャンスだと思って話しかけているし、酔いどれの人は自分も酒乱でお互い様なので起こすし、子どもは好きじゃないけどうろうろされても目に触るので迷子センターに連れて行っている!やはり私は間違って採用されたのではなかったのだ!Yeahhhhhhhhh!!!!!!
逆に奉仕の心がない人は、公務員に、特に地方公務員になってしまうと
こんな言葉が出るはずです・「なんでこんなに給与安いんだよ」
・「残業手当、全部でないじゃん」
・「仕事が単調でつまんねー」
はい前言撤回。5秒前の自分殴りたい。反省してください即座に。全て私ですごめんなさい。
どうやら、私と一緒に働いてる方々は一見普通の人間のようで、実はとても尊い聖人たちのようです。向かいの席のデリカシーなし勘違い筋肉青年も、隣の部署の愚痴製造おばさまも、私にはまぶしすぎて明日から顔を見れそうにありません。
そんな公務員失格の私に今さら語れることなぞ何もないのですが、約3年半役所で過ごしてきて感じた、自分なりの「公務員に向いている人」というのがありますので、いくつか挙げさせていただきたいと思います。もう少しお付き合いくださいませ。
もんだいちゃん的 「公務員に向いている人」
①白黒はっきり付けない人
役所の仕事は、当然ながら「法律」を扱います。しかし、法律は必ず「解釈」によるあそび部分を持っています。読む人によっても、読み方によっても、「これはつまりどっちなの?」となることがあります。その時に、「なんじゃこれ!はっきりせいや!」と激昂する人は公務員に向いていないと思います。その場に応じた柔軟な解釈ができ、それをいい感じにほわ~んと住民の方に説明できる人は重宝されます。
②我慢強い人
公務員は様々な場面で我慢を強いられます。
よくまとめサイトなどでも見かけますが、公務員は国民の敵と見なされがちであり、理不尽に怒られることもしばしばです。「公務員には私のつらさなんて分かるわけがない」「えらそうに」などと気を抜くと火種が投げつけられますが、耐える必要があります。
ただしそういったことを言われてしまう背景には、こちら側のコミュニケーション能力の欠如や、採用される人と(特にカスタマーサービスの分野で)求められる人のミスマッチが原因の場合もあるため、我慢だけでは良い公務員にはなれません。よって対外的な話をすれば、我慢より成長の方がずっと大切です。
我慢強さが最も必要とされるのは対内的な場面です。特に、何かを変えるなどとなれば、我慢がいくつあっても足りません。まず担当者レベルの根回しをし、その後事務連絡を出し、何度も何度も打ち合わせ・会議を重ね(担当者の会議と部署長の会議は別に行われることが多いので、倍以上の時間と手間がかかります)、たくさんの紙の資料を作り、場合によっては条文も作り、たくさんの人の印をもらう必要があります。どんな小さなことでも突っかかってくる人もおり、動きは本当に遅いと思います。それに耐えるだけの我慢強さとエネルギーは必須です。ただし、仮にエネルギーがなくても、我慢強さがあれば20代のうちからあきらめの境地に達し悟りをひらくことができ、誰でも定年まで勤めあげることができます。
③整理整頓や掃除が好きな人
役所の事務室はとにかく紙の宝庫です。どんな大事なことでも、(電子データはないが)大量の紙で残してあるなんて常識だし、10年前のやや黄ばんだ(全然重要でない)書類がファイリングされたままひっそりと残っているなんてあるあるです。それゆえ放っておくと簡単にゴミ屋敷と化します。
そこで活躍できるのが、「掃除が好きな人」です。必要な書類と必要でない書類を分け、必要な書類は綺麗にファイリングし直し、必要でない書類は捨てる。この仕事の意義はとても大きく、これを好きでやってくれる人などがいようものなら引っ張りだこでしょう。もはや、歓迎条件として募集要項に書くレベルだと私は思っています。
欲を言えば、ハウスダストに強いとなお良しです。
きっと、私が公務員に向いていないと言われるのは、家の片付けをするならそれから逃れるために仕事に行くというレベルの片付けられない女子だからです。
そして余談ですが、私はハウスダストアレルギーです。
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なお、上記の内容につきましてはフィクションやデフォルメも含まれますことをご承知おき下さいますようよろしくお願いいたします。
本日もお読みいただきありがとうございました。かしこ。
*1:パーリーピーポーの略